仙臺まころん本舗 (株)伊藤食品工業所

こだわりの製法

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あまい・かるい・香ばしい
仙臺まころんって何だ?

私は、まころん。 落花生の父と砂糖の母、 そして熱練した職人たちによって大切に育てられてきた。

ちょっぴりレトロな味わいが郷愁を誘う仙台の銘菓をお楽しみあれ。

おいしさとともに安心をお届けしたい。

一貫生産だからこそできる品質の保証。
私たちは、厳選した落花生を仕入れ、生地づくりから販売まで、全てを自社で行なっています。それは、お客様の口に入るものだからこそ、安全で高品質な原料を自分の目で確かめ、責任をもって製造したいのです。

原料仕入れ

■原料仕入れ

主原料の落花生は、小粒のスパニッシュ系落花生で、油分を多く含み、まころん特有の豊かな風味を醸し出します。

焙煎

■焙煎

香ばしい香りと食感を引き出すため、生の落花生を焙煎します。

2つ割

■2つ割

焙煎された落花生は2つ(半分)に割り、表皮を送風機で吹き飛ばしながら分離します。

粗挽き

■粗挽き

落花生は、強い圧力をかけると油分がしみ出てしまいます。そのため、できるだけ落花生に力がかからないよう、3つの工程を経て製粉します。

中挽き

■中挽き

粗挽きされた落花生をさらに細かく砕きます。

製粉

■製粉

中挽きされた落花生をパウダー状の細かい粉にして、ようやく原料の落花生の粉が完成。

腕によりをかけて、丹精込めて。

すべてが手作業の伝統的な職人技。
仙臺まころんを製造する工程は、ほとんどが手作業です。
外はしっかりとした歯ごたえ、でも中はフワッとサクサク。 こうした仙臺まころん独特の食感を出すためには、機械化することのできない、職人の技と勘が頼りなのです。

練り方工程

■練り方工程

水で溶いた宮城県白石蔵王竹鶏たまごを、落花生の粉10に対し1の割合で混ぜ合わせ生地をつくります。生地は空気が程良く残るよう、細部まで調整された練り機で手早く均一に混ぜ、余分な油も出さぬように練られます。

のし方工程

■のし方工程

できあがった生地を、めん棒で平たく伸ばします。ここでも圧力は禁物。やがて表面に、落花生の油分がしみ出してきて、しっとりとしてきます。時間をかけずに手早く次の工程へと進みます。

型抜き工程

■型抜き工程

一粒一粒が同量になるよう、型抜き器を使い切り分けます。ここでも生地に圧力をかけないよう、優しく丁寧に切り分けていきます。

丸め方工程

■丸め方工程

中に抱かせた空気を閉じこめたまま、丸く整形するため、切り分けられた生地は、ザルにのせられ、コロコロころがしながら丸めていきます。

シンプルだからこそ難しい。

決して手を抜くことのできない製造工程。
仙臺まころんは、落花生・だいこん糖・鶏卵、そして重曹とでん粉という極めてシンプルな材料でつくります。
それだけに、素材や製造工程の善し悪しが、できあがりを大きく左右してしまいます。 シンプルだからこそ難しい。そして、シンプルだからこそおいしい、それが仙臺まころんの魅力でもあるのです。

並べ方工程

■並べ方工程

熱が均一に回るよう、丸められた生地は、等間隔にトレーに並べます。あまり時間をかけると、生地が堅くなってくるので、手早く行います。

焼成工程

■焼成工程

焼成時間は、およそ30分。最初は、じっくりと低温で焼き上げます。中の空気と重曹によって、フワッと膨らんできたら、良いころ合いを見て高温で一気に焼き上げます。

あら熱さまし工程

■あら熱さまし工程

焼き上がったら、オーブンから取り出し、あら熱をとります。

完成

■完成

フワッと膨らむ過程で、表面にザクロのようなヒビがが入り、キツネ色に焼けたまころんが、おいしさを示す目印となります。職人たちの顔がほころぶ瞬間です。

袋詰め

■袋詰め

完成した製品は手作業で丁寧に袋詰めされ、出荷されます。