16世紀はじめ、当時のフランスの第2王子の元にイタリア・フィレンツェ公国の王女が嫁ぎました。この結婚によって、ルネサンス文化の中心地であったイタリアからフランスに砂糖やナッツ、メレンゲを使った焼菓子などが持ち込まれます。焼菓子はフランスでマカロン(Macaron)と呼ばれ、フランス各地に、そしてヨーロッパ全体に広まっていきました。
マカロンはその後、カステラや金平糖などと同様に、室町時代末期から安土・桃山時代に宣教師によって日本に伝わったと考えられています。これらの西洋菓子は同時期に隆盛した茶道のお茶請けとしてもてはやされ、独自のアレンジを加えながら「南蛮菓子」として発展。
マカロンも「まころん」として変貌を遂げます。
仙臺まころんのレシピは、当社の初代が確立しました。栄養豊富のピーナッツを主原料に、宮城県産の卵、ミネラル豊富な甜菜糖から作られています。また、香ばしい風味とサクッとした食感を出すために、気温や湿度に応じて職人が調整しながら伝統の製法で作っています。是非一度、ご賞味ください。